メロウ

2012/10/10 リリース!

杉野清隆 『ふらっと通り』
税込価格¥2,100

お祝いのコメントを頂きました。

杉野君とは春のツアーでたまたま一緒になった。
リハーサルを一瞬聴いてそのギターの音と声の温かさにハッとした。
もらった音源を家でかけてみると、やはり温かい空気が部屋を満たす。
うれしく耳が捕まる音楽だ。
日本語の音楽を滅多に聴かない自分が、良い気持ちでずっと聴いてしまう。

木暮“shake”武彦(ex.RED WARRIORS,レベッカ)


“どうして僕らは懲りもせず、歌をつむぐのか?”
前後不覚の日々。
そこに棲む「歌う水生昆虫」杉野清隆の素晴らしきモノローグ。
懲りない歌は僕の力さ。

HEATWAVE 山口洋


一曲目『にたものどうし』からやられました。はじめて聴いたときから懐かしい。
自分でも忘れてた記憶の重箱の隅をつついて、勝手に歌にされたような気分です。

山川直人(漫画家)


「にたもの同士」ミュージックビデオ

出演 : 柏木千春
撮影 : 岩川雪依
監督 : 浜田弘典


この度、3枚目のアルバム「ふらっと通り」をリリースさせて頂くことになりました。前作「メロウ」から数えて約4年半ぶりのアルバムになるわけですが、実は前作をリリースした次の日からこのアルバムのリリースを夢見ていたので、4年半越しの夢が叶ったわけです。ここまでくると執念、怨念の部類ですかね。 

レコーディングは録音機材を集めることから始めました。機材を新しくすることで理想の音に少しでも近づければと思ったからです。福井県にあるアパートの一室を好意でスタジオとして使わせてもらい、10年来の相棒である岩城君と夜な夜なコツコツ作業していきました。夢中になって気づけば朝ということが何度もありました(笑)。
そうして録音した音源ですが、自分たちでのデジタルのミックスに限界を感じ、憧れのエンジニア内田直之氏にアナログミックスをお願いすることにしました。さらにマスタリングは内田氏のはからいで巨匠、田中三一氏が手がけて下さることに。お陰様で暖かい音に仕上がりました。お二人との作業は僕の音楽人生の宝物になりました。

さて、そんな執念のアルバム「ふらっと通り」ですが、一言で言えば“地味〜”な作品です。派手なものを作る気は全くありませんでしたが、出来上がってみて我ながら「地味やなー」と感心してしまっている次第です(笑)。奥ゆかしさと解釈して頂けると幸いです。

せっかく作ったアルバムですので、みんなに聴いてもらいたい! いや・・・ と、色々複雑な心境ではありますが、北陸の片隅で作ったこの地味〜な作品がどんなふうに世の中に響いていくか、またはかき消されていくか、楽しみです。

このアルバムをリリースするにあたり多くの方からお祝いの言葉を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。そして、前作に続き素敵なジャケットのイラストを描いて頂いた山川直人氏に感謝します。
最後に、このアルバムをこれから聴いてくださる方、このHPを見てくれた方、そしてこのアルバムの製作に協力してくれた全ての方に御礼申し上げます。

金沢在住  杉野清隆